「“英語の聞き返し”をスマートにする!」
英会話をしていて、相手の言葉が聞き取れなかった時、つい “What?” とだけ言っていませんか? もちろん間違いではないのですが、実はネイティブの耳には “What?” はちょっとぶっきらぼうに聞こえることもあります。 今日は、もっと自然で丁寧、しかも会話がスムーズに続く「聞き返し英語」を紹介します。 ◆ ① “Sorry?” が最も自然で万能 ネイティブが一番よく使うのは “Sorry?”。 日本語で言う「えっ?」「すみません、もう一度いいですか?」の感覚で、カジュアルからフォーマルまで幅広く使えます。 例: A: I’m heading out for lunch. B: Sorry? A: I said I’m heading out for lunch. たったひとことで柔らかく聞き返せる便利フレーズです。 ポイントは声のトーンを上げて、少し笑顔で言うこと。 “Sorry.” と下げて言うと謝っているように聞こえるので、“Sorry?”(語尾上げ)でいきましょう。 ◆ ② “Could you say that again?”(もう一度言ってもらえますか?) フォーマルな場面や丁寧にお願いしたいときはこれ。 特にビジネス会議や電話など、相手の言葉を正確に確認したい場面で使えます。 例: Sorry, could you say that again, please? (すみません、もう一度言っていただけますか?) “please” をつけるだけでぐっと印象が良くなります。 ◆ ③ “What was that?”(今なんて言いました?) 少しカジュアルに聞き返すときにおすすめ。 “Pardon?” よりも自然で、友達との会話でよく使われます。 例: A: Let’s meet at the park at 3. B: What was that? A: At 3 o’clock. ポイントは、「聞き取れなかったことを軽く確認する」トーンで。 強く言いすぎると「今なんだって!?」とケンカ腰に聞こえることがあるので注意。 ◆ ④ 「聞き返す」=会話を止めない工夫 日本人の多くは、相手に「聞き返すのは失礼かも」と思いがち。 でも英語圏では、“聞き返して確認すること”はむしろ丁寧とされます。 聞き返さずにあいまいに流す方が、後でトラブルになることも。 たとえば仕事の場では、 “Could you clarify that?”(もう少し詳しく説明してもらえますか?) という言い方もよく使われます。 「ちゃんと理解したい姿勢」が伝わる方が、信頼を得やすいんです。 ◆ 今日のミニ練習 ▶ タスク①:シチュエーション練習 以下の場面で、自然に聞き返す英語を言ってみましょう。 職場で上司の英語が聞き取れなかった → Sorry? → Could you say that again, please? 友達とカフェで話していて、相手の一言が聞き取れなかった → What was that? オンラインミーティングで音が途切れた → Sorry, the connection’s not great. Could you repeat that? ▶ タスク②:シャドーイング練習(10秒でOK) 次の3つを声に出して練習してみましょう。 Sorry? Could you say that again? What was that? スピードよりも、トーンとリズムを意識するのがポイント。 ◆ 今日のまとめ “Sorry?” は一番自然で万能な聞き返し。 フォーマルな場面では “Could you say that again, please?” カジュアルな会話では “What was that?” 聞き返す=丁寧な姿勢。遠慮せずに確認しよう。 英語で会話しているとき、聞き返すことは「理解したい」という前向きな行動です。 完璧に聞き取れなくても、“Sorry?” のひと言で流れを止めずに会話を続けられます。 今日の小さな目標は、「What?」の代わりに“Sorry?”を使ってみること。 この一言で、あなたの英語がぐっと自然で、感じの良い印象になります。
